「温泉卵」は最も消化吸収に優れた卵料理です。　｜スタッフブログ

「温泉卵」は最も消化吸収に優れた卵料理です。

2021.04.27

　　　　デイケア錬さんの今日の昼食(2021年4月22日)No.7

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「温泉卵」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　＜「温泉卵」は最も消化吸収に優れた卵料理です＞
　今日(4/22)の昼食は「牛肉のきのこ炒め」、「温泉卵」でした。「牛肉のきのこ炒め」がすき焼き風の様相で出てきましたので、「温泉卵」を牛肉料理の上に早速流し込み、すき焼き風にして美味しく頂きました。「温泉卵」は、卵黄部分が半熟で卵白部分は半凝固状態に茹でた鶏卵です。卵黄よりも卵白が柔らかい状態なのが特徴です。これは卵黄の凝固温度(約70℃)が、卵白の凝固温度(約80℃)より低い鶏卵の特質を利用して作られます。もっとわかりやすく説明すると、卵黄は65～70℃で固まり始め、この温度を継続すれば完全に固まります。一方卵白は約60℃から固まり始めますが、80℃近くならないと完全に固まりません。このように鶏卵を70～75℃の温度条件で長時間(約30分間)加熱すると容易に「温泉卵」を作ることができます。「温泉卵」は同じ卵でも「生卵」「ゆで卵」「卵焼き」より、最も消化吸収に優れた卵料理です。卵の消化には卵のたんぱく質が適度に凝固した状態のところに消化酵素を作用させると有効だからです。「温泉卵」は最も理想的な鶏卵たんぱく質の凝固状態と言えます。昔は出張先のホテルや旅館での朝食には必ず生卵が出て、熱い米飯での「卵かけご飯：TKG」が定番でしたが、最近は生卵に代わって「温泉卵」を提供してくれる所が多くなりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上　　　（文責：大橋ドーパミン）　　
今日のテーマは、温泉卵です