ありがとうございました
2015.11.27 職員紹介
厨房勤務の職員Sさんが今月いっぱいで退職されます
デイサービス和で働くこと6年、
利用者さまのお昼ごはんを作り続けてこられました
表だって目立つことはなかったのですが
愛情がたくさん込められた和のお昼ごはんは
多くの利用者さまの元気の源になっていたと思われます
顔はわからなくても、
お昼ごはんがとても美味しかったことは
誰もがわかっています!
花は他人にもたせよう
花の香りは自分に残るといった言葉があるように
Sさんの周りにはいつも、美しい花の匂いに満たされていました
いつもニコニコ笑顔を絶やさなかったSさん、
その存在の大きさは、いなくなって初めて気づくものなのかもしれません
もっと、色んなことを話したかったと、
今になって思うと、
涙がとめどもなく流れてきました
帰りの会での出来事です
利用者さまからも、お別れの言葉が述べられます
美味しいお昼ごはんをありがとうございました
ほとんど会話を交わしたことがなかったけれど
丹精込めて作られたお昼ごはんを通じ
Sさんの気持ちが、しっかりと皆さまに伝わっていたんですね
職員からは私たちを代表して統括部長から花束贈呈
今まで、ありがとうございました
Sさんが和からいなくなろうとも
Sさんが醸し続けた優しさあふれる笑顔は、
まるで小春日和のたおやかな日差しのように
永遠に和のホールのどこかで、揺らめき続いていくことでしょう
最後に同期だったSさんと記念撮影
いつでも遊びに来てくださいね
長い間、ありがとうございました
今日はおふろの日、ベリーの香りでホッカホカ
2015.11.26 入浴
毎月26日はおふろの日
今月はベリーの香りを楽しんでいただきました
イチゴとブルーベリーの甘い果実の匂いに包まれて
浴室内はうっとり夢見気分!
浴剤の成分にはセドロールが含まれており
リラックス効果が期待できます!
ん~気持ちよかったばい!
大好評でしたね!
こちらは入浴の時間が終わった後の清掃風景!
労働者にとってもリラックス効果てき面!
飲ませてください もう少し
今夜は帰らない 帰りたくない~♪
外は氷雨が降りしきる中
鼻歌交じりに楽しそうに掃除に励んでいました
名画を塗ろう~ボッティチェリのヴィーナスの誕生~
2015.11.25 美術・文芸レクリエーション
デイサービス和のレクリエーションで
地味ながらも一部の人たちに人気のある「名画を塗ろう」シリーズ
今回は初期ルネサンス期の画家・ボッティチェリの大作
「ヴィーナスの誕生」を塗り絵で描きます
ルネサンス期の三大巨匠といえば
レオナルド・ダビンチ、ラファエロ、そしてミケランジェロと言われていますが
ボッティチェリも負けてはいません
明確な輪郭線、そして繊細で優美な線描手法は
厳格な古典リアリズムを作風に持つダビンチたちの手法と一線を画しており
今もってなお、見る者の心を魅了し続けています
デイサービス和においても、
この「名画を塗ろう」シリーズが利用者さまの評判よろしく
人気を博している理由もそんなところにあり、
幼稚な塗り絵を描くよりも断然、
名画と呼ばれる作品を塗る方が
絵心を刺激するというものです
と言っても皆さま、
原作に忠実に色を塗られているのではなく
それぞれが、それぞれの個性を画用紙に投影させ
自分なりの色使いで作品を描かれているのには
驚かされます
それはそれで凄いことなんですよね!
おそらく私が同じ作業をするならば
一生懸命に
原作に忠実に、色を塗っていこうとするのでしょうが
どんなに忠実に原作の色を出したところで
所詮はレールの上を走っているだけ
そんな風に考えると
ヴィーナスのブラウンの髪の毛を紫に塗ったり
単色の貝殻の模様を色とりどりに塗ったりと
その破天荒な皆さまの色遣いに
皆さまの人間の大きさを感じずにはいられません
そもそも芸術とはそんなもので
人と同じことをしても単なる猿まねに過ぎないのです
そこには自分らしさの欠片も介在していません
それは仕事や学業だって同じことで
言われたことを、訳もなく忠実に、こなしたところで
それは単なる苦役に過ぎません
面白くもへったくれもないはずです
就業時間の鐘が鳴ると、とっとと帰りたくなります
それはそれで労働者の権利なのでしょうが
なんだか後姿に哀愁が漂っているように思われます
ちなみに上の写真のカトリーヌさんは
とっとと帰ろうとしているのではなく
休みでありながらも、仕事が気になり
わざわざ和にやってきて仕事をしようとしているところです
まさに和の誇るモーレツ社員!
皆からは、私生活が余程暇なんだと馬鹿にされていますが
そもそも芸術家とは死んで初めて認められるもの、
くじけず、己の信じる道を突っ走ってもらいたいものです!
ちなみにデイサービス和のヴィーナスといえば…
マニアックな一部の利用者さまに人気のあるこの二人!
楽しく仕事をしているようです
福岡農業高校でミカン狩り2015
2015.11.24 歩こう会
福岡農業高校のミカン園へ
毎年恒例のみかん狩りへ行ってきました
構内の広い敷地にミカン園がえんえんと続いています
さっそく福岡農業高校へ到着するや
蜘蛛の子を散らしたようにミカン狩りに向かいます
中には農業高校が自分の母校であった方もおられました
晩秋の日差しに包まれて
ほっぺたがミカン色に輝いていました!
きっと、ほっぺたが落ちるくらい甘いミカンなんでしょうね!
今年も大収穫!
デイサービス和はご覧のように
温かいミカン色に包まれていましたよ!
※デイサービス和の福岡農業高校ミカン狩りの記録
2014年 http://www.kouchikukai.or.jp/nagomi/blog/detail/i/600
2013年 http://www.kouchikukai.or.jp/nagomi/blog/detail/i/326
キャベツ収穫と勤労感謝の日、そして夏目漱石
2015.11.23 園芸レクリエーション(なごみ農園)
先週の白菜に続き、今週はキャベツを収穫しました
キャベツといえばスーパーで売られているキャベツしか見たことがなかったのですが
原型は大きな葉っぱに覆われた中に
私たちの良く知るキャベツがあったんですね!
四十数年生きてきて初めて知った驚愕の事実と
己の無知…
ごめんなさい、キャベツさん
しかし食べることに関してはキャベツには目のない私
特にこれからの季節でいえば、もつ鍋に入れるもよし
博多風水炊きに入れるもよし!
本来、水炊きといえば白菜を入れるのが普通だと思われているようですが
博多では白菜ではなくキャベツを入れるのが普通なんですよね
時間をかけて煮込み上げた鶏肉のスープに
ポン酢をまったりと溶けあわせ
ピリッと効いたゆず胡椒を具材に少々つけて食べるのが大好きです!
あ~無性に水炊きが食べたくなってきました~
一方、こちらは玉ねぎの苗を植えられています
黒いビニールを畝に覆っているのは
雑草の育成を阻むため
誰がこんな手の込んだ育成法を考えるのかっていえば
なごみ農園の園長さんである職員Hさんと
那珂川町在住の農業一筋7・80年の利用者さま達です!
私の出る幕など、どこにもないのです
奇しくも今日は勤労感謝の日
戦前でいえば新嘗祭(にいなめさい)の日といって
秋の農作物の収穫を祝う祭りとされ国民の祝日に制定されていたのですが
戦後の農業人口の減少に伴い
祭りごとを農業に従事する者に限定するのではなく
労働者全般の労をねぎらう意味で
この日の祝日を勤労感謝の日に改められたといいます
農業離れ…
それが良いことか悪いことか私にはわかりませんが
キャベツの原型すら知らなかった私…
これは少なからず大問題であるはずです
と言っても明治の大文豪・夏目漱石さんも
東京大学に在籍していた学生の時分に至るまで、
毎日食べている白ご飯が、田んぼに植えられている稲の実から収穫されていることを
まっかく、知らなかったそうです!!
当時といえば今日と違い日本列島、田んぼだらけ
いくら文明開化の鐘が鳴ろうとも
このような風土に生まれ育ち、どうして知らなかったといえたのでしょうか?
無知もここまで来ると天才と紙一重!
この逸話は友人であった正岡子規が「墨汁一滴」の中で述べ
後年、芥川龍之介が直接、漱石に確認をとっている事実だそうですが
あるいは天才にとって、一般常識は無用なものなのかもしれませんね
※近々、大根の収穫もおこなう予定です