太宰府天満宮の飛梅見物~東風吹かば~
2016.02.21 歩こう会
立春が過ぎ梅の花がちらほら咲き始める今日この頃
筑前と筑後の国を分かつ狭隘な山間部に建立されている太宰府天満宮でも
少しづつですが春が訪れようとしています
中でも菅原道真公を慕い京都から飛んできたと言われる飛梅は
真っ先に白い花をつけ、太宰府に春の到来を告げます
ちょうど今が見ごろとなっており、
デイサービス和では毎年恒例となっている飛梅ツアーを企画して
本日、太宰府天満宮に足を運ばせました
天満宮へ行くまでは相も変わらぬ寂しい冬枯れの景色が続いていたのですが
境内に入るや視界に飛び込んでくる色彩の鮮やかさに胸ときめき
まるでここだけが常世の春を謳歌しているような
竜宮城にでも来ているような錯覚に陥ります
春は名のみの風の寒さや♪
とはいうものの太宰府天満宮はすっかり春の匂いに包まれていました
受験シーズンということもあり
こんなにたくさんの絵馬が掲げられていました
道真公は学問の神様なのです
そういえば私も学生時代は、
この遠地へ足繁くかよったものです
それにしても本日は日曜日ということもあり
久しぶりの晴天に恵まれていたこともあり
境内は多くの参拝者でごった返していました
歩くスペースもないくらいに人がひしめきあい
結局、拝殿までたどり着けなかったのですが
この人ごみの中、誰一人迷子になることなく
転倒されることもなく
元気いっぱいに歩かれていた皆さまが
とても頼もしく思えたものです
自然と笑顔も花開いていました
在宅支援とは生活上の危険性を限りなく回避させ
温室栽培のように手厚く介護していくばかりが能ではないと思います
厚いコートを脱ぎすて
新しい季節へレッツ・ゴー!
長浜鮮魚市場で舌鼓!~雨の歩こう会in福岡CITY~
2016.02.20 歩こう会
本日は歩こう会行事を通じ九州の大都会・福岡市の都心部へ向かいました
企画者は筑前と筑後の国を結ぶ狭隘な山間部に住む山の女・カトリーヌさやかさん
田舎者特有の都会に対する憧憬の念もあって
朝からかなりの張り切りよう!
ただでさえ今日は降水確率100%のじゃじゃ降りの雨の日だったというのに
気持ちは最高にるんるん気分ですわ!と
周囲のやる気のなさを尻目に
一人張り切ってデイサービス和を後にしました
カトリーヌ一行が最初に向かったのが長浜鮮魚市場(福岡市鮮魚市場)!
長浜鮮魚市場は昭和30年に誕生し、
約20万トンという全国4位の取り扱い量を誇る全国屈指の鮮魚市場です
玄界灘で漁獲された新鮮な魚を始め
長崎・佐賀・鹿児島などから、東シナ海、日本海などでとれた魚もここに集約されます
まさにお魚天国!
おまけに、この市場に隣接する市場会館ではこれらの魚を材料にしたお食事処が軒を連ね
捕りたての新鮮な魚料理が食べることが出来ます
カトリーヌさやか一行がお食事処に選んだのが「おきよ食堂」
どれもこれも美味しそうで選択に迷います!
これを贅沢な悩みと言わないで何というのでしょうか?
ちなみにご飯はお代わり自由!
最近、体重の増加が気になり出したと訴えているカトリーヌさやかさん
それでも今日だけは許して~と自問自答した挙句
ご飯を四杯もお代わりしていたそうです
ダメだ、こりゃ~
お腹を満たしたら次は
福岡ポートタワーへ行きました
展望台から雨に煙る福岡CITYが一望のもとに見渡せます
大きな街やね~
皆さま、大いに満足されていました
展望を心行くまで楽しんだら
今度は東長寺というお寺へ行きました
写真がないので本当に行ったかどうだかわからないのですが
こうして降水確率100%のじゃじゃ降りの雨の歩こう会は幕を下ろしたのでした
最後にカトリーヌさやかさん、得意の漫画で
今回の企画をかのように自画自賛していました
へっくちん!
その一方、同行した職員はその夜、高熱を発し
寝込んでしまったということです
折り紙で作るさげもん
2016.02.20 折り紙教室
今月の折り紙教室は桃の節句に合わせ、さげもんを作ります
さげもんとはそもそも、福岡県柳川市に伝わる風習です
柳川では女の子が生まれると
父方の実家からひな人形、
母方の実家からさげもんを贈る習わしとなっています
さげもんの作り方には決まりがあるそうで
約40センチの竹輪に赤白の布を巻きつけ
細工ものと柳川鞠を交互に7個、そして7列に吊るし
その数を49個にします
49個にするには意味があり、
かつては人生50年といわれた時代、
女性は男性に一歩引き49年の人生を送るものとされており
その意味を持って
49個のさげもんを吊るすようになったそうです
もちろん今日では男性の平均寿命を女性の方がはるかに凌駕しており
女性の社会進出もめまぐるしくなり
このような考えなどまったく通用しなくなっているのはわかっていますが
意外とこのような考えって
時代が時代である分、新鮮に思えてしまうのは何故なんでしょうか?
さて、さげもんに関するウンチクはこのくらいにしておきまして
今回の折り紙教室で作られたさげもんは
さげもんの数とか形状にこだわらず
雰囲気を味わうレベルで作られました
かのように桃の節句っぽい折り紙を数多く作り
丸い台紙に貼り付け
それを一列に吊るしていく…
手順は簡単なのですが、それらのさげもんを実際、吊るしてみると
なんとなくゴージャスに見えてくるから不思議です
可愛く出来上がっているでしょ!
ちなみにこの方が頭に被っておられる冠は
折り紙教室の先生からいただいたもの
こちらも凄い代物でした
そして皆さまが作られたさげもんは
かのように一列に吊るされ
デイサービス和の室内を艶やかに賑やかせてくれました
もうすぐひな祭り…
女の子にとって、甘い夢に酔いしれる一日となります
幾つになっても、胸がときめいてしまうのは何故でしょう?
岩戸小学校との交流会~地域密着~
2016.02.18 地域住民の皆さまと
本日はデイサービス和の近隣に位置する岩戸小学校三年生児童全35名の皆さんが
デイサービス和の利用者さまに会いにお昼過ぎ、デイサービス和を訪ねてこられました
今年度で創立113年を迎える岩戸小学校では
文部科学省が推進するコミュニティースクール(学校運営協議会制度)を二年前に導入し、
学校・保護者・地域住民のみなさんが一体となり
協働しながら子供の豊かな成長を支える
地域とともにある学校作りに取り組まれています
こうして同地区に所在する小学校と高齢者施設が
地域の密着性を図る意味で
交流会を設けるのも方法論の一つとしてアリかもしれません
その上、透明性を持たない閉塞した共同体というものは排他性に富み
今回のどこそかの施設で起こったおぞましい事件のように
あらぬ方向に暴走してしまう危険性をはらんでいます
そういった意味でも、地域密着性は
デイサービスの理念としても大切な要素を備えているものだと思われます
オープンな施設作り!
そうなると皆さまの笑顔の方も
最大限にオープンになるから不思議なものです!?
色々なゲームを交え
たくさんのお喋りを交わしました
これからも交流を重ねていきたいものです
そう語っておられたのは利用者さまを代表して
子供たちに挨拶をされていたA様でした
そして最後はデイサービス和名物の集団お見送り!
また遊びにきんしゃいね!
子供たちも負けじと元気いっぱいに手を振り返していました
またお会いできる日を楽しみにお待ちしております
デイサービス和にも春一番が吹きました
ひな人形を作る~ブラウンとコニー登場!?~
2016.02.10 装飾粘土教室
今月のデコ粘土はひな人形を作っていきます
お内裏様とお雛様をクマとウサギにしたのは
LINEスタンプで有名なクマのブラウンとウサギのコニーを擬したからです
ブラウンとコニーはある意味、今一番日本で有名なカップルかもしれません!?
LINE上では派手に暴れまくっているコニーですが
ここでは、おしとやかに決めています
それに対しブラウンの無表情は相変わらずです
かのような手順でひな人形を作っていくのですが
参加者の皆さまにしてみるとブラウンもコニーも
それどころかLINEもスマートフォンも無縁の存在!
それでもこうして一生懸命にデコ粘土に取り組まれている姿を見ると
微笑ましく思えたりします
それはきっと作品を家に持ち帰ったら
年若いお孫さんやひ孫さんたちに絶賛され
皆さまが一躍、時の人として人気者になるかもしれないからです!
「おじいちゃん、私にちょうだい!」ってなふうに抱きつかれ
皆さまの目が点になっている光景が容易に想像できます
かのように今日の流行を媒介に
家族のコミュニケーションをはかるのも
在宅支援のあり方の一つとして充分、考えられるアプローチだと思われます
なんでもかんでも利用者さまの価値観に合わせ
古いものばかり提供すればよいってものではないような気がしますが
どうでしょうか?
室内で流す音楽も、
たまにはジャニーズとかAKBの歌でも良いような気がします