タオル地で作る巾着袋~裁縫やって東大合格!
2016.12.06 手芸レク(お裁縫クラブ)
お裁縫クラブで先月から作成を始めた巾着袋が完成しました
使用するものはタオル生地
ポイントはタオル生地の折り方にあります
折り方さえうまく出来れば後は折り目に沿って縫い付けるだけ
糸と針を皆さま、天才的に使いこなされます
作るより買った方が安いといわれている時代でありながら
こうして物の作成に取り組まれている皆さまの真剣な表情を見ていると
時代はやっぱり、大切な何かを置き去りにしてしまったような気がします
昔、どの町にもあった裁縫学校は人気がないのか
その姿さえ見ることが希になっています
昔はお裁縫が出来て一人前の女と認められたんよ
と、90歳を超えた利用者様がおっしゃりました
今日でも、その伝統を受け継いでいるのが最近、ちょっとした話題になった
東京池袋にある豊島岡女子学院
もともとは裁縫の専門学校だったそうですが
今日では東京大学をはじめとする難関大学の進学率がぐんぐんとのびているそうです
二十数年前までは東大進学率ゼロだったそうですが
2016年の進学者はなんと41名
女子御三家筆頭の桜蔭学園の59人に次いで女子高2位に躍進しています
ここで注目するのは、この学校が60年前から続けている「針運」という取組み
授業が始まる朝の5分間、
中高合わせて1800人の生徒が
赤い糸で白い布を一斉に、縫い始めるそうです
裁縫学校時代の伝統を守るためでもありますが
精神を統一させ、集中力を高めるのも狙いということです
人間育成の一環として裁縫を取り入れる
そう考えると裁縫もまだまだ奥が深く
捨てたもんじゃなさそうですね