四国へ行く
2016.10.14 地域の風景
「四国へ行く」と題名をつけていますが
デイサービス和で四国へいったわけではありません
個人的にいっただけです
休みの日といえば、たいがい家でゴロゴロ寝てばかりいるものですが
最近、よくよく考えると、なんだかとてももったいない時間の過ごし方をしているのではないかと
考えるようになりまして
ここは一念発起して四国へ渡ってみることにしました
写真に写っているのは瀬戸大橋です
四国側のとっつきにある坂出市から撮影しました
ちょこんと顔を覗かせている山が讃岐平野のシンボルともいえる讃岐富士
夜明け前の坂出市の街並みです
大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)
透き通らんばかりの水の青さと渓谷美に目を見張るものがありました
祖谷渓(いやけい)
山深い山間地帯であるにもかかわらず
山の斜面に開拓された田畑と民家が所々に点在しており
目を見張るものがあります
こんなところにも人が住んでいるんだと
なんだかしみじみとした想いに駆られました
極めつけは四国最後の秘境といわれている石鎚山系の中にある大成集落
今回、一番行ってみたいところであったのですが
分け入っても分け入ってもひたすら山・山・山の連続
人間の生活の痕跡すらまったく感じさせない山間部の林道をひたすら走り
そしてようやくと現れ出たのが大成集落
5.6軒の民家があり、そのほとんどが廃屋になっており
まるで異次元の世界に迷い込んだような錯覚に陥ります
ただ驚いたのは集落の上手に神社があり
その神社がやけに立派だったこと
おそらく、かつては由緒ある神社として信仰を集めていたのでしょう
大成集落に向かう川下の集落に廃屋になっている旅館が建っていたのですが
かつてはこの神社に参拝する信者たちの宿として利用されていたのではないのでしょうか
旅館の規模からして、かつての賑わいが想像できます
ちょっと不思議なスポットでした
大成から面河渓(おもごけい)へ
そして西日本で一番標高が高い石鎚山へ
下界はまだまだ紅葉どころではなく暑い毎日が続いていますが
さすがにここは標高が高い分、山々が色づき始めていました
四国八十八か所も幾つか巡礼
帰りは、しまなみ海道を経て尾道へ
帰りの朝、福山で瀬戸内海を眺めて九州に帰っていきました
二泊三日の弾丸ツアー
張り切りすぎて翌日の仕事は死にました
高千穂の雲海のイメージ戦略
2016.09.16 地域の風景
ここは宮崎県高千穂町国見ケ丘
雲海の見えるスポットとして有名なところです
福岡市から車で三時間三十分
仕事が終わり、思い立つように高千穂へ向かったのですが
三十年間、何度も何度もかよった高千穂で
初めて雲海を見ることが出来ました
国見ケ丘の雲海は日本アルプスをはじめとする高山でよく見かける雲海とは種を異にして
寒暖の差からくる放射冷却が発生源となっており
主に10月から11月の寒暖の差が激しい晴れた日の朝方に発生すると言われています
といっても水蒸気を発生させる湿度も必要となってくるので
前日まで雨が降っていたとか、絶妙な気象条件が必要となってきます
おそらくこの手の写真は高千穂の観光ガイドによく掲載されているものですが
実際のところ雲海に遭遇できるのは希なケースです
それでも高千穂観光の目玉とあって
日の出前から雲海が発生しようがしまいが100人規模の観光客が
ここ国見ケ丘に押し寄せてくるといわれているのだから驚きです
まさに高千穂観光のイメージ戦略の勝利なんでしょうが
実際、この目で雲海を目の当たりにすると
さすがに感動せずにはいられませんでした
天孫降臨の神話が本物のように思われてきます
ついで高千穂峡も神がかった光景でした
人が住むにはあまりにも狭隘な山間部に位置する高千穂町
それでも多くの人が住みつき、
かつては鉄道まで走っていました
はてしなく広がる棚田の風景に人間の生活の営みが垣間見れます
よく棚田百選と称される棚田を目にするものですが
高千穂の棚田は規模が比較にならないくらい大きすぎます
天をみあげると九州本土第二の高峰・祖母山が堂々たる姿を見せており
山麓の草原では初秋の風に吹かれ
ススキの穂がさわさわと揺れていました
これは蕎麦の花でしょうか
帰りは豊後竹田を経由して阿蘇へ
ひさしぶりに阿蘇の地を踏み、帰路につきました
日本三大秘境・椎葉村、そして球磨地方を巡る
2016.09.11 地域の風景
日本三大秘境の一つに数えられている宮崎県椎葉村へ
数日、仕事を休んででかけてきました
ここは椎葉のマチュピチュとも呼ばれ近年、
にわかに脚光を浴びている仙人の棚田といったところ
九州山地の奥深い山あいの中に位置しています
椎葉村から九州山地を越え熊本県へ出ました
日本三大急流の一つに数えられている球磨川の源流となっている市房山です
ここから球磨川を下っていきます
球磨川沿いには第三セクターのくま川鉄道が走っています
川沿いに広がる田園風景も美しく
田んぼの上には、たくさんの赤とんぼが飛び交っていました
球磨川の落日
そうしてたどり着いたのが球磨地方の中心都市・人吉
観光客に人気の球磨川下り
さらに球磨川は深い山あいの谷を縫って流れていくのですが
ここ人吉から球磨川の支流となっている川辺川を上り詰め
五木の子守唄で有名な五家荘へ寄り道
ここも椎葉に負けず劣らずの大秘境
とにかく離合もできない道が何十キロも続いていくものだから
行きつく島もありません
そして再び球磨川に戻り球磨川を下っていきます
鹿児島県霧島市と熊本県八代市を結ぶ肥薩線が
球磨川沿いに走っています
鉄道ファンの人たちに人気がスポットのようですが
鉄道ファンならずとも、旅情を感じさせます
一勝地(いっしょうち)
日本棚田百選にも選ばれている鬼の口の棚田
ここは旧坂本村
緑に包まれた美しい小学校と思いきや廃校となっていました
藤木小学校と言ったのでしょうか?
まるでトトロにでも出てきそうな学び舎でした
深水発電所
赤いレンガ作りの建物はレトロ感一杯!
肥薩線「海路(かいじ)駅」
その名が示すように海の匂いが、ほんの微かですが
ただよってきそうな雰囲気がありました
こうして仕事休みのプチ旅行は終わりを告げました
どこもかしこもC級観光の連続でしたが
C級だからこそ、のんびりとした旅を楽しむことができたのかもしれません
あ~、明日から仕事だ~
さくら さくら…
2016.04.03 地域の風景
ここは福岡県筑前町を流れる草場川の桜並木です
今年は桜の開花が月末月初にダブり
なかなか仕事が休めなかったので、
今年の桜は主に夜桜を中心にでかけてみました
近くには甘木公園という桜の景勝地があるのですが
ここ草場川の桜も負けてはいません
川沿いに延々と続く桜並木は圧巻です
おまけに知名度が低いことから
桜の景勝地にありがちな混雑を避けることができ
のんびりと桜を堪能できるのもこの地の魅力となっています
ちなみに日中はこんな感じ
菜の花とのコントラストが見事です
ここは太宰府のかまど神社
夜のライトアップは初めてでしたが
漆黒の闇の中に浮き出た桜の花びらは
艶めかしくもあり、怪しすぎました
久留米市の浅井の一本桜です
ここの桜は山さくらでソメイヨシノに比べ若干、
開花が遅くなります
湖面に映える桜の姿が美しすぎます
桜の季節は瞬く間に幕を下ろそうとしています
皆さんにとって今年の桜はどうだったでしょうか?
桜の季節は不思議なもので
なんてことのない日常の平凡な出来事でさえ
時間の経過とともに強い印象となって心の中に刻印されていきます
私にとって今年の桜は一人で方々を回る寂しいものとなりましたが
こんな出来事でさえ、また来年、桜の季節が訪れたら
これがまた愛おしい思い出なって、
記憶を呼び起こしてくれるのかもしれません
さくらさくら
霞みゆく景色の中に
あの日の唄が聴こえる…
デイサービス和のナニコレ珍百景!
2016.01.28 地域の風景
デイサービス和は那珂川町の中でも
けっこうな田舎にあります
右に見えるのがデイサービス和、
目の前に走るのが山を越え佐賀県へ向かう国道385号線
そして、その向いに唯一の店ともいえるセブンイレブンがぽつんと建っています
ところが、なんだこりゃ~!?
セブンイレブンの隣にセブンイレブンが新たに登場してきたのです!
こんな田舎にセブンイレブンは二つもいらないでしょう!
かなりレアな光景です
種明かしは、道路拡張のため
現在のセブンイレブンが隣に引っ越していくためです
もう少しすると手前のセブンイレブンは取り壊されます
今日が閉店の日でした
30日から隣のセブンイレブンがオープンするらしいのですが
なんだかちょっぴり寂しい思いに駆られたのは
慣れ親しんだ土地の光景が
変わっていこうとしているから?
道が広くなっても車の往来が激しいだけの
田舎道にはなってもらいたくないですね