ブログ~和スタッフからのNEWS~

ポケットティッシュ入れを作る

2015.08.18 手芸レク(お裁縫クラブ)



デイサービス和では14時から1時間の間

サークル活動と称し、

三つのサークル活動を提供させてもらっています

これがサークル活動の全容です

この日は、裁縫クラブ、フラダンス体操、

そしてなんとかいうレクリエーションゲームがおこなわれていました



今回、紹介するのは一番手前で作業をおこなっている

お裁縫クラブについてです

発足から半年が経ちましたが

皆様、なかなかの玄人集団、

今月はポケットティッシュ入れに挑戦されていました



個人的な話で申し訳ないのですが

ブログを書くにあたって

お裁縫クラブの記述ほど難しいものはありません

私にとってお裁縫など無縁な存在、

皆様が何をどうやってポケットティッシュ入れを作られているのか

チンプンカンプン、

どこをどう説明して記述すればよいかまったくわからないからです



おまけに写真を撮るにあたっても

皆様の表情は真剣そのもの

笑いもなければ、会話もほとんどありません

表情は微動だにせず、ひたすら針と糸をくねらせているばかり

どこをどう撮れば絵になるか

写真を撮るにあたっても難しさを覚えるのです



なのでお裁縫クラブの日はげっそりきます

例えば先月は刺し子縫いをおこなっていましたが

ブログを書くにあたって刺し子縫いについて調べること二時間

そもそもブログは仕事が終わって家に帰り書いているのですが

ようやくブログを書き終え、

時計をみてみると夜中の二時になっていました

正直に言って、刺し子縫いの記事を

書かなければならない必然性などどこにもなく

書かなければ書かないで別段、

デイサービス和の営業に支障が生まれてくるとは思えません

おまけにそのブログを何人の方が読まれているものやら…

そんなことを考えると、なんだか虚しくなり

まるで自分が風車小屋に立ち向かう

ドン・キホーテのように思えたりするのです



といっても仕事というものは

その日その日の決められた仕事を

そつなくこなすだけが仕事ではありません

そのような閉塞した共同体は、限りなく排他的な性質が強くなり

外部とのバランスが崩れ、常識が常識でなくなり

おかしな方向に向かい、

挙句に崩壊しかねません



言い換えるならば、受け身になってしまえば

何も生まれないということです

だから、例えそれが風車小屋であろうと

ドン・キホーテのように立ち向かう気概というものが必要なのでは…

とまあ、そんな風に考えて自分で自分を慰めつつ

本日のブログを締めさせていただきます


追伸:せめてお裁縫クラブの記事だけでも

女子職員に書いてもらいたいものです

そこが真意だったりして




刺し子の小物入れ

2015.07.25 手芸レク(お裁縫クラブ)



7月のお裁縫クラブでは

刺し子の小物入れを作りました



刺し子とは重ね合わせた二枚の布を一面に縫い込むこと、

そうすることで

保温力と耐久力が増し

古くは貴重品だった布をこのように使って

大切に扱っていたのが始まりとされています

有名なところで柔道着や剣道着が刺し子縫いで作られています



基本は今回のように藍色の木綿地に木綿の糸を通して作ります

刺し子には伝統的な模様も数多く継承されていて

有名なところでは津軽の「こぎん刺し」、南部の「菱刺し」、

庄内の「庄内刺し」があり

これらを日本三大刺し子と呼び

津軽と南部の刺し子数点は重要有形民俗文化財に指定されています

刺し子はデザインとしても美しく、

最近では布、糸ともカラフルな色合いで構成されたものが

だくさん流通しています



さてデイサービス和のお裁縫クラブでは

この技法を使って作品作りに取り組んだわけでしたが

元はといえば「もったいない」の日本文化が生みだした技法とあって

当時を生きた皆様にしてみると刺し子縫いなど

お茶の子さいさい!



かえって今の若い者の方が刺し子という言葉自体、知らないぐらいで

刺し子といえばHKTの指原 莉乃?

と尋ねる職員もいました!?

高い洋服を買いあさるのもよいけど

たまにはお裁縫でもやって

洋服を作ってみたらどうでしょうかね!



これもまた時の流れのせいでしょうか?

雑巾を縫う~もったいなかね~

2015.05.12 手芸レク(お裁縫クラブ)



今月のお裁縫クラブは雑巾を縫います

雑巾とは使い古しのタオルを使って作るもの

それがごく当たり前だった昔と違って

今では100円ショップなどに行ってみると

綺麗な布地で作られた雑巾が売られているものだから、びっくりします

もちろんニーズがあるから商品として成り立っているのでしょうが

若いお姉さんなんかが、しら~と雑巾を購入している姿を見かけると

日常生活の中で、その人が排出し続けているごみ溜めの山を連想してしまい

思わず鼻をつまみたくなってきます

本人自身はは身綺麗な恰好で身を固めているものの

そのようにふるまうためには今まで、

どれだけのゴミの山を築いてきたことでしょうか?



臭いものには蓋をしろと言わんばかりに

薄汚いものは街の中から一斉に、排除され

世の中全体が不潔であることに病的なまでに敏感となっています

公衆トイレの便器に直接座れない人が五万といるのには驚きです

昔、アニメで観た銀河鉄道999にでも乗って

機械の身体でももらいに行った方がよさそうです

つきつめて考えれば、何者かを排除しないと

自己のアイデンティティが保たれない寂しい世の中に

なっているのかもしれません



この業界にも高齢者の方々に対して「清潔保持」といった概念が存在します

例えば入浴を実施させることも「清潔保持」の一環です

しかし意外と入浴が好きでない高齢者の方も多く

いかにして入浴を実施させるか、

介護職員が四苦八苦している姿をよく見かけます

本人が嫌がっているのだから

無理に入れなくてもいいじゃないかといった理屈もあるでしょうが

特に失禁がひどい方に関しては

どんなことがあっても実施させなくてはいけないとの考えが

「清潔保持」の概念に存在しているわけで

そこはもう、殴られようが、ひっかかれようが

口八丁手八丁で入浴を実施させなくてはいけないのです

といっても入浴する側と入浴させる側には

背景となる生活習慣に大きなへだたりがあります

「清潔保持」といった概念を持ち出さなくとも

私たちの常識では入浴は毎日するもの

中には一時間もかけて体の隅々まで洗い流している人も少なくなく

その上、一眠りしたら髪が乱れた、発汗したとかで

朝起きるや、再びシャワーまで浴びる人も少なくありません

どれだけ水道代をはじめとして光熱費を浪費していることか…

これはもう入浴じゃなくて神様に会うための禊(みそぎ)をしているようなもので

昔の日本人にしてみると驚天動地、

ありえない生活習慣として映るに違いありません

それもこれも日本が豊かになったからとでもいうのでしょうか、

ダム建設のため山は切り崩され、

原子力発電所が乱立し、山々の尾根には都市部に電力を供給するため

鉄塔が張り巡らされ

その代償として、環境破壊がはなはだしくなっているのが現状ですが



「もったいない」といった日本語が

多くの外国の人たちに感銘を与えたという話は有名です

それはこの一枚の雑巾にもいえることなのですが

雑巾とは使い古しのタオルで作るもの

けっして商品として店頭に並んではいけないものです

なぜならば、その再利用の精神こそがもったいないの文化だからです

こうやって誰もがお母さんの横顔を見て、育ってきたはずです



昔、鼻をかんだティッシュをゴミ箱に捨てもせず

大事に折りたたんでポケットに入れ、家に持ち帰っている利用者様がいました

その時は、不潔な人だなあと思い、

一刀両断の元、笑い飛ばしていたものでしたが

その行動原理を理解しない限り

嫌がる入浴を促すこともできないんだろうなあと

今日の雑巾作りを見て、

そんなことを考えさせられました

デイサービス和のお裁縫クラブは

昔、どこかで忘れてきた温かい想い出で一杯です


巾着袋を作る~袋縫いと波縫い~

2015.04.14 手芸レク(お裁縫クラブ)

今月のお裁縫クラブは

巾着袋を作成しました。



レクの時間といえば、いつも笑顔のみなさまですが、

今日は、真顔で没頭されています。

嫌がっておられるわけではないのですが

「久しぶりにするけんな~」などと言われながら

縫う時の集中力が半端ではありません。



今回のポイントは「袋縫い」です

袋縫いとは、縫い代がほつれないように中縫いをする手法で

最初に布の表を出して端を浅く縫ったのち、

裏返して本縫いをしていきます。



表と裏を二重に縫っていくのだから

袋も強度にできあがります



最近の巾着袋は裏面しか縫わない

波縫いが主流なっているようですが

昔のものつくりの方が丁寧であったような気がします。

そういえば、昔はおばあちゃんが

布団の綿を替えたり、広袖~どてらを縫ったりしているのを見ていました

そんな話をしていると

「昔は何でも自分のうちでせなやったもんね」

と仰られていました



糸なんか糸切り歯でさくっと切られます

はさみを取って切るより早い早い!



時には、若かりし頃、作った物の話などしながら

和気あいあいと作業は続きます



「私が1番!」  

「早さが問題じゃかとよ~きれいに縫えとるね~」 

「これでよかろ~。」

「だいたいこれどうすると?」 

「売るとくさ~」

みなさんノリツッコミの腕もたいしたものです

そんなこんなで、いつもお裁縫クラブは賑わっております



「かわいか~私もほしか~!」 

「僕もほしい!~私もほしい~!」と大人気です



次は何を作るのでしょう!アイデアが沢山飛び交ってます!

次回  乞うご期待!



ちびっ子介護士、登場!~ティッシュケースを作る~

2015.03.17 手芸レク(お裁縫クラブ)

今日は、春休みということで、

いつも日本舞踊で踊りを披露しに来てくれる勝美小町のSちゃんが

デイサービス和に、介護の手伝いに来てくれました。

春ですね! 和にも、花が咲きました!

Sちゃんのふんわりムードに、みなさまも、ほんわかと嬉しそうです。



Sちゃんは、朝の動物体操にも参戦です。

何の動物の体操でしょう・・・おいち、にい、さん、しぃ・・・



これは、ペンギンの動きでしょうか?  うーん、しかし

くったくのない笑顔がかわいいです。



みなさま、癒されているようです。



ニワトリの動きでの体操です。

「コケコッコー 英語ではクックドウドウ~だったかいな~。」と体を動かされています。

スタッフも(特に男性職員) いつもより、張り切っているようです。



4月から、高校生に進級します。 

「私達もそんな時代もあったとよ~。最初からこんなんじゃなかとよ~。」と

冗談を飛ばす皆さまでした。



こちらの女子職員も大奮闘

おっとせいのポーズ!



お昼からは、裁縫クラブの会長と副会長のレクに参加するSちゃん

素早い手さばきに圧倒されているようです。 



今回は、テッシュケース作りです。



裁縫クラブ・大先輩の、手ほどきを受けます。



目にもとまらぬ早業で縫い物をされます。



こ1時間でこんな立派なテッシュケースが出来上がりましたよ!



自分からどんどん声を掛け

皆さまに楽しそうに話を持ち掛けるSちゃんに

感心しきりのスタッフでした。

今日は、Sちゃんに沢山パワーをもらいました!

本当にありがとう♡  


一方、デイサービス和の飛び出せ青春!カトリーヌさやか先生は

精神年齢ではSちゃんに負けないわよと

得意の漫画でSちゃんが作ったティッシュケースに対抗していました

さやか思う故に、さやかあり!

未だ青春迷子…カトリーヌさやか、三十歳の春

魂の叫びをご覧ください!



              文責:さすらいの介護職員、まつたかこ


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