リトミック~主体性を取り戻す
2016.11.24 リトミック・音楽教室
デイサービス和の文化系サークルの中でも大人気の
いきいきリトミック音楽教室が本日、開催されました
リトミックといえば一般に、子供の情操教育をイメージしがちですが
「主体性」を養っていくといった意味では
世の中の常識にとらわれ、考え方がついつい受け身になりがちな
私達大人の世界においても充分、その効果が期待できます
それは高齢者の方に対しても同様で
デイサービス和ではリトミック音楽教室を通し、
閉塞性を余儀なくされた高齢者をとりまく環境から
いきいきとした未来を見据え、自らの主体性をとりもどすきっかけとなっています
ご覧ください
皆さま、生き生きとした表情で歌を歌い、
そして体を動かされているでしょう!
そもそもリトミックの歴史は古く
19世紀松から20世紀初頭にかけて興った新教育運動の流れの中で
スイスの音楽家、エミール・ジャック・ダグローズが開発した音楽教育が
リトミックの始まりとされています
日本においては大正デモクラシーの盛隆期、
「赤とんぼ」や「この道」の作曲で有名な日本音楽教育の草分け的存在といわれる山田耕作は
自らダグローズを訪ね、その考えに大いに影響されたといいます
その後、リトミックの考え方は戦争を挟み、
紆余曲折を経ていくのですが
それでも色あせることなく今日に至っっても精彩を放ち続けています
音楽を通し、人間が人間らしく生きるための方法論として
リトミックは生き続けているのです
皆さまも是非、体現してみてはどうですか?
楽しみながら頭と体を動かす~リトミック音楽教室~
2016.10.21 リトミック・音楽教室
本日はリトミック音楽教室の日です
ピアノ講師の先生をお招きして
音楽を交えることで、楽しく愉快に体を動かしていきます
これは歌の合間合間に、
先生と利用者さまでじゃんけんをしているところです
音楽のリズムに合わせ利用者様がジャンケンをするために
矢継ぎ早に腕をつき出されています
腕をつきだすことにより、かなりの運動量が要求されるものと思われますが
音楽のリズムにのってしまえば、多少の労力なんて平気のへの字
こうして利用者様が知らず知らずに体を動かされている光景は
圧巻としか言いようがありません
同様にリズムに合わせ足踏みをされています
どこにこんなエネルギーが残っていたのか疑いたくなるぐらい
音楽の持つ影響力に脱帽させられます、
これは音楽に口腔体操を交えたもの
歌の歌詞を「パタカラ」に替え、
パパパパパ~タタタタタタ~カカカカカ~♪
ってな具合に歌います
先生が手にしているパタカラの札が
歌の途中で例えば「パ」から「カ」にかわると次は
カカカカカ~♪と歌わなくてはならず、
そこにゲーム性も生まれ利用者様は、より熱中されていきます
もちろん笑顔も絶えません
先生の方も最高のスマイル!
バカみたいに踊り出す職員一名
ララララ ララララララ
高原列車はラララララ行くよ~
ヘイ!
歌のある生活ってとても素敵なことですね
いきいきリトミック音楽教室~自主性を養う~
2016.09.08 リトミック・音楽教室
リトミック音楽教室が本日、開かれました
リトミックとは平たく言えば自主性を養う教育の方法論です
習い事といえばそもそも
それ自体の技術や能力のレベルアップを第一の目標として考えられがちですが
それ以前の問題として、当の本人に「自分で何かを学びたい」といった自主性がなければ
それは学習を強要する第三者の単なる自己満足にすぎず
当の本人にしてみれば、単なる責め苦でしかありえません
例えば和のような通所介護のサービスの一環に機能訓練という専門のセラピストを通し
利用者さまの身体機能を向上させようとする取組みがあるのですが
どんなに科学的な方法論をもって機能訓練を実施したところで
当の本人にやる気がなければ結果は見えてきません
なぜならば、人間は理屈では動かないからです
それでは、どうしたらやる気を養えるのか?
その方法論を問うたのがリトミックの教育法であり
結果に行きつくまでの基礎能力、
言い換えれば思考力、判断力、記憶力、創造力、表現力など、
誰もが潜在的に備えている力を引きだすことを主眼としています
例えばその方法論は音楽を通じてだけではなく
デイサービス和の機能訓練の一環として行っている歩こう会の活動にしても
無味乾燥な室内で歩行訓練をするよりも
風光明媚な自然に触れ歩行訓練をした方が
歩きたい、皆と一緒に歩きたい!
そんな欲求が必要以上にみなぎっていくものです
食欲だって同じことで
食事が不味ければ食欲も減退するし
美味しければ食欲も増します
要はソレだけの簡単な問題に過ぎないのですが
味噌もくそも混ぜ合わせたような
けったいな味をした液状の食べ物を利用者様の口に押し込んだところで
利用者様の食欲が増すとは思えません
食事介助のプロと言われる介護員をよく見かけるものですが
それは、くそ不味い食事をいかに利用者様に
食べさせることのできるテクニシャンをさしているだけのことで
本当に、やらなければいけないことは
利用者様の食欲を刺激する美味しい料理を提供することであり
そもそも自分で食べたいと思わない食事を
人様に提供すること自体、無礼千万
それを上手に食べさせることが出来る食介のプロにいたっては鬼畜生
そこには利用者さま本人の食べたいといった主体性など
どこにも介在していないのは自明の理です
美味しければどんな形状であろうとも食欲は増すはずです
かのようにリトミック音楽教室をデイサービス和に導入して
大切な多くのことを学ばせていただいています
利用者様にみならず
職員の表情もご覧のようにイキイキとしているでしょ!?
リトミック音楽教室~夏の空に大輪の元気玉~
2016.08.18 リトミック・音楽教室
本日は月一回のリトミック音楽教室の日
音楽の講師をお招きして
リトミック音楽教室が開かれました
リトミックとはダグロース音楽療法と呼ばれ、
スイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが
19世紀から20世紀初頭にかけて興った新教育運動の流れの中で提唱した
音楽教育の手法です
今日では音楽のみならず、様々な教育現場でその手法が活用されていますが
そもそもリトミック音楽療法の手法は
何かを学ぶにあたり、教える側は結果のみを強要するのではなく
まずは音楽そのものの本質に興味を持たせ、
音楽を学ぶことの楽しさを知ってもらうところに
重点が置かれています
そんなの、当たり前じゃん!
と思われる方もいるかもしれませんが
例えば大学受験や高校受験に置き換えてみれば
あながちその考えが、机上の空論でしかないことがよくわかります
何のために良い高校、良い大学を選ぶのか?
将来、裕福な生活が約束されるからだといった宗教めいた迷信に
日本の社会全体がとらわれているにすぎず
親や教師は、その教えの元、やみくもに知識を子供たちに強要し
強要された子供たちは、わけのわからないまま机に縛られ
机にしがみつくことが出来なくなった子供には
落ちこぼれの烙印がおされます
一方、勉強だけがすべてでないと、
子供たちのよき理解者をきどって
金八先生にでもなったかのような、したり顔をした教育者を見かけるものですが
所詮、コインの表と裏の関係にすぎず、
おちこぼれた子供たちに対するテイの良い大人の言い訳に過ぎません
ありとあらゆる学問は直接的であれ間接的であれ
なにかしら私達の生活に結びついているのは事実です
おそらく無駄なものなど一切なく
仮に無駄なものがあると思う人がいるなら
それは自己欺瞞にすぎず
あなたにとって興味がないだけの話にすぎません
要は興味さえあれば学問、そして人生そのものが
もっと有意義なものに変貌していくものと思われます
リトミックの手法は、まさにその方法論に基づいており
いかに興味を生み出すかに主眼が置かれているのです
リトミックの教育法は子供のみを対象にしているのではなく
あらゆる年代にもリトミックの可能性は期待されます
例えば日々、労働に従事する私たちに対しても同じことが言えます
仕事に対する興味がなければ、
労働は単なる責め苦にすぎなくなります
どうせなら仕事を愛し、楽しく働きたいものです
それはデイサービス和がリトミックの音楽療法を
高齢者の皆さまの余暇に取り入れたことも同様で
音楽を通じ、生きる喜びを体現していただきたく思ってのことでした
詳しい手法は私にはわかりませんが
ごらんのように生き生きとした皆さまの表情をご覧いただければ
リトミックの素晴らしさがおわかりになろうかと思われます
ちなみに、厨房職員も調理室の中から、ダンスダンスダンス!
体がうずいてきちゃいました♪とのこと
それにしても今日も変わらず、積乱雲たなびく夏空に
皆さまの元気玉が炸裂し、大輪の花を咲かせていましたね
たっまや~
お見事です
第二回いきいきリトミック音楽教室
2016.06.09 リトミック・音楽教室
先月に発足した専門の講師を招いておこなわれる「いきいきリトミック音楽教室」が本日、
デイサービス和で第二回を迎えました
今月のテーマは、梅雨の季節の歌
北原白秋の「あめあめふれふれかあさんが~♪」を始め
雨降りお月さん、でんでんむしと、
先生が奏でるピアノのメロディーに合わせ、
楽しく歌い、愉快に体を動かしていきます
味気ない体操も、音楽が介在することで
ご覧のように、いっきに皆さまのボルテージが上がっていくのだから
音楽の人に及ぼす影響力の凄さに、思わず脱帽させられます!
笑顔も花開き、デイサービス和は早くも梅雨明け宣言といきたいところです
積乱雲たなびく夏空に、皆さまの歌声がどこまでも高く響き渡っていくかのようでした
今回で第二回目を迎えたいきいきリトミック音楽教室
前回に続き、先生からたくさんの元気をいただきました!
来月の音楽教室が早くも楽しみです
ちなみにこの人は、この場に無用の存在として
厨房勤務に回された介護職員Tさん
誰も見ていないのを良いことに
こっそり三時のおやつをつまみ食い!
なっとりませんでした!