ヒラメの箸置き~左ヒラメに右カレイ~
2016.10.17 陶芸教室
今月の陶芸教室はヒラメの箸置きに挑戦します
ヒラメによく似た魚にカレイがいますが
左ヒラメに右カレイという言葉があるように
この魚は目ん玉が二つとも左についているのでヒラメということになります
ちなみにカレイは基本的に両目が右に寄っていてヒラメとは対照的、
同じカレイ亜目に属しているのですが、ややこしいですよね
それにしてもヒラメにしろカレイにしろ
他の魚と違って両目が左右対象についていないのは何故でしょうか?
そもそも生まれたばかりの頃は左右対称に両目がくっついているとのことです
しかし成長するにつれ、右目が左目に寄っていき
私達の知っているヒラメの顔に変貌していくのだそうです
おそらく生態系の関係でそうならざるをえない理由があるのだと思われますが
くわしいことはわかりません
しかしそれを人間の顔に例えるなら
半分の視野が利かなくなるわけで機能的にも不便で
その上、ルックス的にもピカソの絵画ではないのですが
恐ろしく変な顔になってしまいそうです
まったくもって不思議な魚・ヒラメ君なんですよね
しかし人間だって成長するにしたがって
考え方の視野が狭くなっていくのはヒラメ同様、
人間だって同じことなのかもしれません
大人になるにつれ、自分の立場を守ることを前提としてしか
世界が見れなくなっていくようです
その点、若い頃は誰もが純粋な心を持ち合わせていたのかもしれません
紅葉の銅鑼(どら)鉢を作る
2016.09.12 陶芸教室
今月の陶芸教室は銅鑼(どら)鉢作りに挑戦しました
銅鑼鉢とは底が平らな円形をしており
縁が急な角度で立ちあがっている浅い鉢を指して言い、
鉢の底が仏教の法要などで使われる銅鑼と呼ばれる打楽器に、
形が似ているところから
銅鑼鉢と呼ばれています
ちなみに船の出航の時も、銅鑼の音が響き渡りますよね!
さてさて、今回の銅鑼鉢作りですが
季節がら、本物の紅葉を使用して
紅葉の柄を陰影させます
こうして紅葉をくっつけて焼き上げると
その過程で紅葉の柄が表面に刻印されていくのです
おっしょ、おっしょ!
今回も土をこねてこねて、こねまくっていきます
利用者様の表情から察すると
土を煉るのに、力が相当、要るようですね
どちらかといえば男性利用者様に人気があります
しかし女性も負けてはいませんよ
後は焼き上がるのを待つのみ
出来上がりが非常に、楽しみです
花挿しを作る
2016.08.08 陶芸教室
今月の陶芸教室は、花挿し作りに挑戦しました
可愛いお魚さんの印花がポイントです
いつものように先生が手順を説明されます
今回はいつもと手順が異なり
花挿しの原型を作るために
新聞紙を丸め、その上に花挿しの表面を模っていきます
中に残った新聞紙はどうするかって?
高温で焼いた時、新聞紙は跡形もなく燃え上がってしまうそうです
単純そうに見えて、なかなか難しい工程が続いていきます
先生に手ほどきを受ける皆さま
職員も見よう見まねで、お手伝いに加わります
う~ん、様になっているかしら
最後は印花を押して文様を作ります
うまく出来たかな?
後は作品を焼き上げるだけ!
あなただったら、何の花を挿しますか?
あじさいの小皿を作る
2016.06.13 陶芸教室
今月の陶芸教室はあじさいの花をイメージした小皿を二枚、
対で作ります
一枚が赤いあじさい、もう一枚が青いあじさいです
紫陽花の葉っぱは本物の紫陽花の葉を使用します
葉っぱで型どりをし、上薬で色を付けます
こんな感じで貼り付けました
今回も大いに土とたわむれましたね
土のひんやりとした優しさが
指先を伝わって、しっとりと、しみこんでくるかのようでした
陶芸って、良いですね
この作品は焼き上がりの時間を待って、来月の今頃に完成します
笹の葉、さ~ら皿♪~あの日流した笹舟は…~
2016.05.09 陶芸教室
陶芸教室で作られる作品は焼きあがるまで一ヶ月を要するため
いつも季節を先取りしたテーマが選ばれます
そんなわけで今月の陶芸教室は7月の七夕さまに合わせ
笹船を模したお皿を作ってみました
最近の子供は笹船なんて作って遊ばないでしょうが
私が子供の頃は学校帰りの道すがら、友達とよく
田んぼの用水路の水の流れに笹舟を走らせ遊んだものです
もちろん自分の家が用水路に沿って
流れているわけではないのですが
それはもう道草、道草!
どこまで笹舟を流すことが出来るか
ただそれだけが私たちにとって最も大切な問題となっていました
しかしこのレースって意外とあっけなく終わっていたものですが
たいがい用水路がトンネルの中に入っていくと
トンネルの中で藻やなんかにひかかって
いくら待っても笹舟は姿を現してきません
悔しいのやらなんやら
負けん気の強い私なんかは、トンネルの中に棒を突っ込んで
それでも必死になって笹舟をとりだそうと、もがいていたものです
娯楽の少ない時代だったのでしょうね
思い出すのは悔しさ紛れに見上げた真っ赤に染る空の色…
夕焼け小焼けで日が暮れて~♪
山のお寺の鐘が鳴る♪
それにしても、あの日流した笹舟は
未だトンネルを抜け切れずにいるのかもしれません