カッパ君のペン立て~カッパにまつわる話~
2016.05.11 装飾粘土教室
今月のデコ粘土教室はカッパ君のペン立てです
ペン立ての上にちょこんと乗っかったカッパ君が
とてもかわいいですね
カッパといえば民俗学者・柳田国男が
岩手県遠野地方に伝わる逸話・伝承などを記した「遠野物語」が有名ですが
柳田国男はカッパの正体を水神が零落した姿だと定義つけています
かつては信仰の対象とされていた水の神が
時代の流れとともにその地位を失墜させ
そうして今日に伝わる妖怪じみた姿になり下がったのだといいます
といっても話が高尚すぎて、何のことかよくわかりません
民間伝承の中から生まれたカッパの伝説は
もっと単純なものでなくてはならないような気がします
そもそもこの手の妖怪とか化け物にまつわる伝承というものは
人類が刻んできた負の遺産の深層心理が
このような日常を逸脱した話となってすり替えられることが多く
例えば、ドイツのハーメルンに伝わる「ハーメルンの笛吹き男」の伝承では
ある日突然、笛吹き男に
街の多くの子供たちが連れ去らわれていったという話が伝わっています
しかしこの話の裏には当時、高値で取引されていた子供の奴隷売買で
ハーメルンの子供たちが大量に売られていたというのが本当の話で
話はかのように大きく変貌を遂げ、今に伝わっているのです
それはカッパの話とて同様で
カッパの伝承が盛んにおこなわれた江戸時代、
貧しい農村では口減らしのために子供が間引きされる(ころされる)ケースが多く
多くの子供の遺体が河原に捨てられていたそうです
今日では、とうてい考えられない光景でしょうが
それは当時でも、けっして直視できる問題ではなかったはずで
思わず目を伏せてしまいたくなるような現実が
人々の罪の意識と混ざり合い
そうして間引きされた子供たちがカッパの姿となって変化を遂げ
人々の深層心理に焼き付いていったのではないのか?
そのようなカッパの起源に対する考え方があるのですが、
どうでしょうか?
なにはともあれ今日ではカッパの存在自体が形骸化され
このような可愛いマスコットに姿を変えたりして
カッパ君は愛されるキャラクターとなっています
それはそれで良いことかもしれませんが
物事の原理を認識し、
なにゆえに、このようになっているのかを知ることも
大切なことのような気がします
笹の葉、さ~ら皿♪~あの日流した笹舟は…~
2016.05.09 陶芸教室
陶芸教室で作られる作品は焼きあがるまで一ヶ月を要するため
いつも季節を先取りしたテーマが選ばれます
そんなわけで今月の陶芸教室は7月の七夕さまに合わせ
笹船を模したお皿を作ってみました
最近の子供は笹船なんて作って遊ばないでしょうが
私が子供の頃は学校帰りの道すがら、友達とよく
田んぼの用水路の水の流れに笹舟を走らせ遊んだものです
もちろん自分の家が用水路に沿って
流れているわけではないのですが
それはもう道草、道草!
どこまで笹舟を流すことが出来るか
ただそれだけが私たちにとって最も大切な問題となっていました
しかしこのレースって意外とあっけなく終わっていたものですが
たいがい用水路がトンネルの中に入っていくと
トンネルの中で藻やなんかにひかかって
いくら待っても笹舟は姿を現してきません
悔しいのやらなんやら
負けん気の強い私なんかは、トンネルの中に棒を突っ込んで
それでも必死になって笹舟をとりだそうと、もがいていたものです
娯楽の少ない時代だったのでしょうね
思い出すのは悔しさ紛れに見上げた真っ赤に染る空の色…
夕焼け小焼けで日が暮れて~♪
山のお寺の鐘が鳴る♪
それにしても、あの日流した笹舟は
未だトンネルを抜け切れずにいるのかもしれません
ジェスチャーかるた
2016.05.09 NONE
「ジェスチャーかるた」といったかるた遊びをしました
このような絵札を机上に散りばめ
職員が札に描かれた絵柄を形態模写することで
それに見合った札をとりあいます
これは太鼓ですね
加トちゃん、ぺっでしょうか?
これはサッカー
ではこれは、何でしょう?
なんとも可笑しな顔に
札をとるのを忘れて、大笑い
ほらほら、笑ってばっかりいると
札をとられちゃいますよ!
ほら、とられちゃいました
だけど、和の職員さんって
変な人達ばかりで、笑わずにはいられないんですよね
利用者さまに伝染しなきゃいいんだけど…
笑い転げて、ゲームにならなかった本日のジェスチャーかるたでした
ちなみに先ほどの大口開けた模写は
バカ、いやいやカバでした
なごみ農園で5月の光と戯れる~農作業のプロ集団~
2016.05.05 園芸レクリエーション(なごみ農園)
天気が良いと心がとてもウキウキしてきます
本日はゴールデンウイーク最終日!
あまりにも窓から差し込む光が眩しすぎたので
みんなでなごみ農園に出て
発育途上の野菜の手入れをおこないました
つい数か月前までは、何もなかった農園でしたが
あれよあれよという間に一面が緑のじゅうたんと化しています
これはジャガイモの花です
可憐に可愛く咲乱れていました
しかし皆で、ぶちぶちとちぎっていきます
花をちぎった方が発育がよくなるからだそうです
ああ、なんとも惨たらしい…
こちらは綺麗に生えそろった玉ねぎの葉っぱ
しかし、これもボキボキと折り曲げていきます
なんでそんなことをするのかって?
玉ねぎの発育をよくするためだそうです
ご覧のように、あれよあれよという間に
玉ねぎが無残に折り曲げられてしまったのですが
きゃぁ~
これじゃ、夢見る乙女じゃいられません
更に、こちらは葉っぱに生息していたてんとう虫
可愛い可愛い七つ星てんとう虫なのに皆さま、
無残にも、指でつまんで跳ね飛ばしていきます
あからさまに、てんとう虫をつまんで、
ぽいと捨てていくのですが
あなたと私の夢の国も
ここじゃ可愛そうに作物を蝕む害虫扱い!
人間、生きるためには夢もへったくれもないんですね
かのようにデイサービス和の園芸活動は
お花を植えて、わ~可愛い~といっているレベルではなく
作物を見事に収穫して、美味しく食べる!
ただそのことのみを念頭において
活動をされているように思われます
なぜなら農作業にいそしまれる利用者の皆さんの大半は
かつて農業に携わってこられたプロフェッショナルばかりなのですから!
もちろん、職員が出る幕なんて、どこにもないのです
しょうぶ湯で心も体もリフレッシュのはずが…
2016.05.05 入浴
本日は端午の節句に合わせ、
入浴の時間にしょうぶ湯を楽しんでいただきました
しょうぶ湯は健康に良いといわれています
しかし、毎日しょうぶ湯につかりつづけるならまだしも
一日ぽっきり、つかっただけで
なんらかの効能が出てくるとは考えられません
要は、気分の問題なのでしょうが
単調な日常生活に、こうして変化を設けることにより
心のリフレッシュをはかっていくのも
ある意味、大切なことかもしれません
しかし、この人たちときたら
しょうぶを浮かべるだけじゃ物足りず
なにやら緑の入浴剤まで混ぜてしまったものだから
しょうぶ湯の持つ素朴なリラクレーションが、ぶち壊され
ご覧のようなド派手なお風呂に大変身!
一体、なにがやりたかったのでしょうか?
センスのカケラもない俗物根性丸出しの美的センスに
方々からブーイング!
リラックスできるどころか
はたして、こんな湯船につかって大丈夫かしら、と
皆さまの不安を煽るだけの本日のしょうぶ湯となったのでした
本日のA級戦犯
おばかな二人組