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羽子板飾りを作る~願いを込める~

2017.01.19 装飾粘土教室



今月の装飾粘土教室はお正月ならではの

羽子板飾りを作成しました



富士山と初日の出

梅の花

そして羽根をそれぞれ作成し

下地となる羽子板に装飾していきます



なにやら楽しそうに作業に取り組まれています



そもそも羽子板とはお正月の遊びの道具として一般に知られ

文献上で初見されるのが室町時代、

正月に羽根突きがおこなわれたという記述が残されています



それから徐々に羽子板に飾りものを施す風習が生まれ

女の子の初正月に、贈りものにする風習が定着していきます

誕生した赤ちゃんが、丈夫にすくすくと育っていくようにとの願いが込められ、

このような風習が定着していったとのことです



その由来となっているのが羽根突きの羽根についている黒い玉にあります

黒い玉は「無患子」(むくろじ)といった樹木の種です

まさに、子が患わ無いといった無病息災の願いが

この樹木の種に込められていたのだということです



さらに羽根突きの羽根はトンボをイメージしています

トンボは病気を運ぶ蚊をはじめとする害虫を食べてくれる昆虫です

トンボをイメージすることにより、

子供を病気から守ろうといった願いが

この羽根にも込められていたようです



ちょっと余談になりますが

私たちが住む日本の国名は

「古事記」によると古く、

秋津島と呼ばれていたそうです

秋津とは、まさにトンボの古名で、

直訳すると、たくさんのトンボが飛び回る国とでもいうのでしょうか?

いわゆる害虫を食べてくれるトンボがたくさん飛び回ることにより

作物が豊かに実る国であってほしいとの願いが

そこには、込められていたのかもしれません



皆さまは、どんな思いを羽子板に込められたでしょうか?



その横顔は優しさを紡んでいるかのように見えました



きっと、かけがえのないご家族へプレゼントされるのでしょうね!







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