平成29年の初詣がスタートしました!~日吉神社~
2017.01.04 歩こう会
年の初めの試しとて、
デイサービス和では恒例の初詣ツアーが開始されました
まず私達が向かったのが那珂川町市ノ瀬に鎮座する日吉神社、
おそらくこの地域の人しか知らない小さな神社なんでしょうが
それはそれで、村の鎮守の神様の今日は目出たいお祭り日~♪
と歌にでも出てきそうな素朴な味わいがある神社です
祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)、
古事記の天孫降臨の条に最初に現れる国津神であり、
天照大神から授けられた斎庭の稲穂を育てるべき水田を開拓して
待ち給うた神と語られています
“さるた”とは今も対馬と種子島に僅に保存されている陸稲の一品種なる赤米(古代米)のことで
春に浅瀬の多い川を止めて湖を作り、
これに苗を植え、夏の日照時に水を引いて
秋の収穫まで干し上げる古式栽培を指しています
そもそも稲作の始まったとされる弥生時代以降の氏神の鎮守の社は
部落を見渡す高台にあるのが普通なのですが、
ここ猿田彦を祀る日吉神社の特徴は本殿の位置が
鳥居より低いところに建てられている点です
このような作りは全国的に、非常に珍しく
日夜田廻りに生きてきた古代の農耕の本質を伝えるものだと解釈されています
おそらく、日本の神社の中でも最も古い神社の一つとして
数えられているようで
滋賀県にある日枝神社(日吉大社)はここ那珂川町の日吉神社から
勧進したという伝説が残されているぐらいです
意外と由緒ある神社なんですよね
今では知る人ぞ知る村の鎮守の神様を祀る小さな神社に過ぎませんが
ひっそりと静まった神殿の前に立っていると
不思議なパワーを授かったような気がしてなりませんでした
一の鳥居から本殿に続く二の鳥居の参道は
田んぼの中に続いており
田んぼの中央には来る「どんど焼き」の準備がなされていました
どんど焼きとは小正月(こしょうがつ=1月15日)におこなわれる行事で、
正月の松飾り・注連縄・書き初めなどを家々から持ち寄り、
一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事です
どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、
その1年間健康でいられるそうです
どんど焼の名称は日本全国地方によりまちまちで
どんだら焼きとよばれたり、三九郎焼き、さいとう焼き、ほじょりと呼ばれたりしています
ここ那珂川町では「ほっけんぎょう」と呼ぶのが一般的だと
この近くに住まわれる利用者さまに教えてもらいました
利用者様から、そんな話をうかがいながら
のんびりと初詣を楽しみました
初詣はしばらく、続いていきます
昨年10月1日に開院した「平尾ごう脳神経外科クリニック」の詳しい情報は
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