ヒラメの箸置き~左ヒラメに右カレイ~
2016.10.17 陶芸教室
今月の陶芸教室はヒラメの箸置きに挑戦します
ヒラメによく似た魚にカレイがいますが
左ヒラメに右カレイという言葉があるように
この魚は目ん玉が二つとも左についているのでヒラメということになります
ちなみにカレイは基本的に両目が右に寄っていてヒラメとは対照的、
同じカレイ亜目に属しているのですが、ややこしいですよね
それにしてもヒラメにしろカレイにしろ
他の魚と違って両目が左右対象についていないのは何故でしょうか?
そもそも生まれたばかりの頃は左右対称に両目がくっついているとのことです
しかし成長するにつれ、右目が左目に寄っていき
私達の知っているヒラメの顔に変貌していくのだそうです
おそらく生態系の関係でそうならざるをえない理由があるのだと思われますが
くわしいことはわかりません
しかしそれを人間の顔に例えるなら
半分の視野が利かなくなるわけで機能的にも不便で
その上、ルックス的にもピカソの絵画ではないのですが
恐ろしく変な顔になってしまいそうです
まったくもって不思議な魚・ヒラメ君なんですよね
しかし人間だって成長するにしたがって
考え方の視野が狭くなっていくのはヒラメ同様、
人間だって同じことなのかもしれません
大人になるにつれ、自分の立場を守ることを前提としてしか
世界が見れなくなっていくようです
その点、若い頃は誰もが純粋な心を持ち合わせていたのかもしれません