主基の里の彼岸花~福岡市早良区脇山~
2016.09.29 歩こう会
本日は那珂川町のお隣にある福岡市早良区脇山へ彼岸花の鑑賞に出かけました
佐賀との県境を作る脊振山系のふもとにある、ここ脇山の田園は
福岡市内では珍しく
広大な敷地面積を誇っています
というか所狭しに家々が立ち並ぶ福岡市内にあって
まともな田園風景を見れるのは、ここだけかもしれません
かつては昭和天皇の即位にあたってとりおこなわれた大嘗(だいじょう)祭に、
ここ脇山のお米が奉納されたといいます
大嘗祭とは、天皇即位にあたり
その年の新穀を天照大神および天神地祇に供え、
自らも食する天皇にとって一代一度の大祭です
奉納するお米は古来から東西2か所と限定され
東を悠紀(ゆき)、西を主基(すき)とし
昭和天皇即位の際、西の主基に選ばれたのがここ脇山のお米だったのです
意外と由緒ある米どころなんですよね
そんな話を皆さまとかわしながら
田んぼのところどころに咲く彼岸花を心行くまで楽しみました
ちなみにこの写真は脊振山を挟んで反対側にある佐賀県小城市江里山集落の棚田の風景
個人的に出かけてみたのですが
彼岸花の数が半端じゃない
凄かったです