ブログ~和スタッフからのNEWS~

高千穂の雲海のイメージ戦略

2016.09.16 地域の風景



ここは宮崎県高千穂町国見ケ丘

雲海の見えるスポットとして有名なところです



福岡市から車で三時間三十分

仕事が終わり、思い立つように高千穂へ向かったのですが

三十年間、何度も何度もかよった高千穂で

初めて雲海を見ることが出来ました



国見ケ丘の雲海は日本アルプスをはじめとする高山でよく見かける雲海とは種を異にして

寒暖の差からくる放射冷却が発生源となっており

主に10月から11月の寒暖の差が激しい晴れた日の朝方に発生すると言われています

といっても水蒸気を発生させる湿度も必要となってくるので

前日まで雨が降っていたとか、絶妙な気象条件が必要となってきます

おそらくこの手の写真は高千穂の観光ガイドによく掲載されているものですが

実際のところ雲海に遭遇できるのは希なケースです

それでも高千穂観光の目玉とあって

日の出前から雲海が発生しようがしまいが100人規模の観光客が

ここ国見ケ丘に押し寄せてくるといわれているのだから驚きです

まさに高千穂観光のイメージ戦略の勝利なんでしょうが

実際、この目で雲海を目の当たりにすると

さすがに感動せずにはいられませんでした



天孫降臨の神話が本物のように思われてきます



ついで高千穂峡も神がかった光景でした



人が住むにはあまりにも狭隘な山間部に位置する高千穂町

それでも多くの人が住みつき、

かつては鉄道まで走っていました



はてしなく広がる棚田の風景に人間の生活の営みが垣間見れます





よく棚田百選と称される棚田を目にするものですが

高千穂の棚田は規模が比較にならないくらい大きすぎます



天をみあげると九州本土第二の高峰・祖母山が堂々たる姿を見せており

山麓の草原では初秋の風に吹かれ

ススキの穂がさわさわと揺れていました



これは蕎麦の花でしょうか



帰りは豊後竹田を経由して阿蘇へ



ひさしぶりに阿蘇の地を踏み、帰路につきました



ブログトップへ

カテゴリ
アーカイブ